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INTERVIEW 社員インタビュー

PEOPLE&WORKS

岩井 章 Akira Iwai

第一設計部
1998年入社

プラント分野について
エネルギープラント、環境プラントを始めとした各種プラント関連の設計を担う。エネルギー関連では、発電設備に関する各種ボイラ、タービンの設計を始め、バイオマス発電や原子力発電など時代に応じた設計を行う。環境関連では、ごみ処理設備やリサイクル設備、浄水処理設備など環境維持のために必要不可欠な設備設計を行う。設備内の一つ一つの機器設計から建物全体の配管ルート設計まで、一つの設備を一貫して担う設計技術を保有している。

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TURNING POINT_1

現場が設計者の礎
プラント分野を扱う部署に配属となり、ボイラ設計を行っていた3年目の頃、工場内での現場経験が私の一つ目のターニングポイントです。
現場経験といっても力仕事ではありません。配管をどのように配置しようか、どのような長さにすべきか、工場内部の様々な機械をどのように連動しようか、工場内部の状況を見ながら設計を行う現場設計は、今まで机上でしか測れなかったボイラのサイズ感やプラントのサイズ感、機器類の役割等を明確に知ることができたと感じています。
この経験を通じて知識の幅が広がり、技術に対して大きな成長を感じることができました。

TURNING POINT_2

負のレッテル
社内外のニーズの高まりを受けて、今までしてきたボイラからガスタービン関係へと私自身の設計分野が大きく変わった頃です。設計分野が変わるとまた1から知識を身に付けるために必死になって勉強しなければなりません。
この時も必死に勉強をしていたことを覚えています。
ただ、なかなかその努力が実らず、自分の考えた設計図面が何度も却下され、気持ち的には大きく沈んでいたかなと思います。
なので、自分は変化に対応できないのでは?と自身に負のレッテルを貼っていました。

TURNING POINT_3

決意と原点
なかなか思うような技術者になれていない葛藤を抱えながらも、その壁を乗り越えられたからこそ今の自分がいると思っています。
壁を乗り越えられた要因としては、1つは結婚というライフイベントがあり、設計エンジニアとして生計を立てるんだという決意が生まれたこと、2つ目は入社時に持っていた“大きいものの設計に携わることが楽しい”という気持ちに立ち戻れたこと。
決意を持つことと、原点に立ち戻れたことが、仕事の向き合い方を変え、携わる機械に対して関心を強く持つようになり、駅やビルの頭上にある配管やそれを支えるサポート方法など日常からも学べることがあれば吸収していきました。
技術者として大きく成長できたターニングポイントだったと思えますし、何より社内外の方々に評価をされ、部署内のガスタービン設計のリーダーに抜擢されたことがとても嬉しかったです。

TURNING POINT_4

人々の生活に
欠かせないものに携わるやりがい
東日本大震災によってガスタービンの必要性がより一層高まりだしたのがこの頃です。今まで原子力発電が担ってきた電力供給を補うために、発電効率が良く二酸化炭素排出量も比較的少なく抑えられるガスタービンは、日本のエネルギー供給戦略においても重要な立ち位置となっており、私自身も非常に忙しい日々を送っておりました。
肉体的、精神的にもかなりハードだった日々ですが、自分の設計が社会に必要とされていると一番強く思えた時期でもありました。
同時に今までの努力はこうして報われていくんだなと、紆余曲折あった設計者人生を肯定できた気がしています。

TURNING POINT_5

時代のニーズを切り拓く
モチベーショングラフを見て分かるように、現在の私は入社以降一番高いモチベーションを持っています。
ガスタービン設計のリーダーからグループ長に、そして現在はプラント部門の部門長という立場を担っております。
脱炭素社会実現に向けて、世の中が変わろうとする中、ヤスナのプラント分野も今までと同じ方法では通用しません。
どれだけ世の中が変わろうとも、その変化に対応してこそヤスナの価値が発揮されます。
そのためには、これまでの知識や経験だけでなく、社内、社外関係なく人との繋がりを大切にして、
時代のニーズを切り拓きたいと思っています。