• 第一技術部
    精機第一グループ
    2007年入社

    【ロボット】
    高田 知篤
    Tomoatsu Takata

  • 第二技術部
    本社建機グループ
    2008年入社

    【建設機械】
    世良 秀樹
    Hideki Sera

  • 第一設計部
    第二グループ
    2010年入社

    【プラント】
    藤原 佑介
    Yusuke Fujiwara

TALK THEME

ロボット・建設機械・プラントの
次世代リーダーが語る
ヤスナ設計工房の未来

創業以来、設計一筋で事業を展開してきたヤスナ設計工房。
設計者として働く中で感じた当社の強みと課題、そして今後の成長について
教育に対する想いも込めてお話しいただきました。

ヤスナの会社としての強み

  • やはり高い技術力と専門知識です。これまで色々な分野で設計に携わってきましたが、技術力や専門知識を各々が磨くことができる環境が強みだと思います。

  • 組織力・ブランド力・人脈が強みだと感じています。
    設計をこれまで十数年以上行ってきましたが、設計会社の中で200人近くの設計のみの技術者集団がいる組織はなかなかありません。大きな業務や短納期の仕事に対しても人数でカバーできることや、未経験のハードルが高い仕事も経験のあるベテランの方にフォローしてもらえる組織力を持つことで、お客様の要望に応えることができています。
    また、先人の方々がこれまで築き上げてきたものがあるので、“ヤスナさんなら”という形で仕事の依頼がありますので、会社としてのアドバンテージが上がっていると感じます。

  • 設計品目が多いことです。
    私が会社に入社する際は漠然として設計職に就きたいという希望があり、何か特定の分野に携わりたいとは思っていませんでした。そういった人からすると入社してから様々なものの設計に携わることによって、自分に向いているもの、やりたいことを見つけられることが大きな魅力の1つだと思います。

ヤスナの
会社としての課題

  • どの会社も同じとは思うのですが、人材の育成と確保です。組織ですので、停滞することはできません。会社を成長させる上でも人材は必要不可欠となります。ただ人材を確保するだけでなく、技術を継承していくことも今後の注力していくべきことだと思います。

  • 技術の継承と絡めてお話しすると、図面を読める人を育てることだと思います。
    3DCADが普及してきて、2次元の図面を積極的に描くことが少なくなってきています。3Dモデルから2次元に変換するため、1から平面図を描くことが少なくなっている状況の中で図面を読めない人が増えてきているなと感じます。

  • 検査方法や組み立て方が分かっていなければ適正な寸法は入れられないですし、材質や加工方法を理解した上で必要な寸法を決めています。
    3Dであれば、そのような条件を無視して形を作れてしまうので、2次元に変換する際にそこまで考えずに図面を描く技術者が増えてしまいます。

  • ツールを使えることももちろん大事ですが、図面を描ける、読めることが設計者としての基本だと思いますので、その技術を継承していくことが大切です。

教育面において意識していること

  • 積極性を大事にしてもらうように伝えています。若手の時は、如何に先輩から技術を学ぶことができるかが重要ですので、ただ指示を待つだけでなく、自分の意見もどんどん提案をしていってほしいなと思います。

  • 積極性と繋がるところがあると思いますが、小さくまとまらないでほしいな思います。
    最近は、失敗を恐れている子が多いなと感じます。私は失敗から学べることがたくさんあると思っており、むしろ若い頃はその方が多いと思います。失敗することで次に活かして、成長していってほしいなと思いますし、そのために、こじんまりするのではなく、どんどん挑戦していってほしいです。

  • 個人の目標とグループとしての成長を紐づけるようにしています。
    “個人の目標を意識してもらうことでグループとしてもこう成長していける”というように個人とグループの成長を結び付け、自分の成長に誇りを持ってもらえるようにしています。
    また、常に興味・関心を持ってほしいと伝えています。設計の仕事は、まず何から手を付けようかと悩むくらい学ぶべきことが多くあります。それを自ら頑張ろうと学び続けることは少ししんどいかなと思います。意図的ではなく自然と知識を吸収するためにまずは興味・関心を持つことが大事だと思っています。

各々の部署としての目標と
個人の目標

  • チームワークの強化と分野の拡大です。
    広島ではショベル、本社ではクレーンを設計しているのですが、各々の技術の共有を積極的に行い、これからもよりチームとして協力していきたいと思っています。
    また建設機械だけでなく農業機械など全く異なる分野に挑戦したいと思っています。建設機械と農業機械では、どちらも外で使用されることや悪路を走行するといった共通点があげられ、私たちのこれまでの技術を活かすことができると考えています。
    個人としては、後輩に技術を継承するという意味でも率先して色々な人と関わっていきたいと思っています。

  • 3DCADと3D計測の活用をしていきたいと思います。実際にお客様からのニーズがあるので、受注量を拡大していきたいです。
    ヤスナのプラント分野としてはゼロからスタートすることになるので、これから知識を身につけていきたいと思います。始めたばかりにはなりますが、3DCADを活用した設計を行っています。若手に率先して取り組んでもらっているので、それを起点に展開していきたいです。
    個人の目標は、新たな支店の立ち上げと設計ツールの習得です。
    私もまだまだプレイヤーとしてやりたいという思いがあります。後輩には自分の背中を見て取り組んでほしいと思いますので、若い子に負けずに新しいことにチャレンジしていきたいです。

  • 部長代理として、今の部署を更に成長させることが目標です。
    グループで基本携わっている分野は50%がロボット関係で、他の分野の設計も行っています。既存分野を広げていくことはもちろんなのですが、それらの強みを活かして他の分野にも挑戦したいと思っています。
    ロボット分野をコアとして、半導体業界や防衛関係など技術的に高く、そしてそこに私たちも付いていけるような分野を開拓していきたいと思います。
    また、開拓した際に新分野に対応できる人材を育てることにも注力したいと思っています。